クロスインデックスの翻訳・通訳コーディネーターの雑感
フランス語の添削
[2011/01/11] 過去のフランス語の添削案件で印象に残っていることがあります。
そのときの添削対象は商品のキャッチコピーで、お客様からお寄せ頂いた原稿は、もともと日本語で作られたキャッチコピーをフランス語に直訳したものでした。添削作業にあたったフランス語添削者からは「言い回しが固い、単語の選択がエレガントでない」との指摘があり、大々的に修正の入った添削原稿をお客様に納品した結果、お客様のパートナーであったフランスの企業の方に、コピーの内容がグッとよくなったとの好評を頂きました。直訳の、日本語版キャッチコピーの心を伝えていなかったフランス語からは感じられなかったメッセージが、添削後のフランス語からは存分に感じられたためでしょう。
キャッチコピーなど、感覚的な表現による日本語をフランス語にする際には特に、日本語力、フランス語力に共に優れたエキスパートによる対応が欠かせません。
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